よくあるご質問

Q1:妊娠中には風邪薬も服用しないほうがいいのでしょうか?

A

通常の感冒薬を数日内服する程度は実際のところ妊娠週数にかかわらず胎児への影響はほとんど有りません。感冒であれば一般的に風邪ウィルスによる感染ですので、基本的にはご自分の免疫力で治癒するまで安静にして待つしか有りません。その間の発熱や咳、咽頭痛といった症状が強ければお薬で和らげて体調管理していただくこととなります。ただし内服したことによって心配で精神的に不安定になるくらいならば、少々の症状は氷枕やうがい等で様子をみていただくことが望ましいでしょう。38℃以上の高熱や水分摂取も出来ないようであれば早めに医療機関の受診が望ましいでしょう。また感冒症状が疑われても症状が重篤であったり、長期化するようであればやはり早めの受診が望ましいことは妊娠にかかわらず一般の方と共通した注意点です。

参考サイト:おもな薬の危険度

Q2:授乳中には内服薬は極力服用しないほうがいいのでしょうか?

A

母親が内服した薬の多くは確かに極微量ですが母乳中へ移行します。しかし多くの薬では比較的短期間の通常の内服量であればほとんど問題有りません。もっとも乳児では薬物の分解等の代謝や、脳の感受性も大人とは異なりますので、薬剤の種類や服用量、服用期間によっては注意が必要な場合もあります。ただお薬の影響に過剰に心配するあまり、本来の母親の体調管理が不十分となって良好な哺乳や育児が出来なくなっても困ります。その都度しかるべき医療関係者に相談していただき適切な処置を取られることが望まれます。

参考サイト:授乳 と くすり

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