総合案内、在宅診療・往診 |
総合内科専門医、指導医として長年にわたる豊富な経験を元に、また本来の専門である全身管理を得意とする血液内科、血液・腫瘍内科的な視点もふまえて、患者さんの体調管理を精神的・身体的両面から的確にサポートしていきます。
在宅医療は、外来に通院できない方、病院ではなくご自宅で過ごしたい方のための医療です。医療機関への送迎などご家族・介護の方のご負担を軽減したい方にもご利用いただけます。
ご自宅で療養が可能な患者さんに、出来る限りの充実した時間を、住み慣れたご自宅で安心して過ごしていただくために、24時間対応のチーム医療で責任をもって全面的にバックアップいたします。
(提携医療機関 日比野内科クリニック)
最近はより快適で安心できる在宅療養を支えるための、多職種による包括的な制度が急速に整備されつつあります。当院もお住まいの近くの訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所と連携・協力しながら、患者さんの「かかりつけ医」として定期的に訪問し、医療的な管理のみならず、患者さんの生活全般にわたり責任を持って支援していきます。
また緊急時におきましても訪問看護師と連携しながら状況に応じて、往診におうかがいし、もし入院が必要と判断した場合には責任を持って連携病院への紹介もさせていただきます。
当院は在宅療養支援病院の届出をしています。
原則として定期診療は下記の時間帯となります。
月、火、木、金曜日 |
13:00~16:00 |
---|---|
19:00~21:00 |
|
水曜日 |
9:00~21:00(終日) |
土曜日 |
13:00~21:00 |
血液・腫瘍内科医として30年におよぶ豊富な臨床経験をもとに、入院中の担当の先生とも連携を取りながら、ひとりひとりの患者さんに最善の治療を提供していきます。特に血液疾患に関しては、ご自宅での輸血をはじめ専門性の高い診療も可能です。
現在入院あるいは通院中でご希望の方は、担当医の先生、看護師さんあるいはご施設の病診連携室や医療社会福祉相談室の担当の方にお声賭けいただければ迅速に対応いたします。
また現在自宅療養中でご希望の方は、直接当院内科へご連絡いただくか、あるいは地域包括支援センターやお近くの訪問看護ステーション、担当のケアマネージャーにその旨ご相談いただければと存じます。
当院では平成26年秋から本格的に在宅診療に取り組んでいます。
特に『血液疾患の患者さんにも在宅療養の選択肢を』という理念のもと、赤血球だけでなく血小板にも対応した在宅輸血をサポートすることで、これまで入院でしか診ることができなかった輸血依存性の高い重症の血液疾患の患者さんにも在宅療養のチャンスをご提供しています。ご要望に応じてお看取りにも対応しています。こうした専門性の高い『血液在宅診療』は全国的にも非常に先進的な取り組みとして注目されつつあります。
(1)平成26年6月〜令和4年10月末までの在宅診療実績
|
|
患者数(人) |
死亡(人) |
看取り(人) |
看取り率(%) |
---|---|---|---|---|---|
血液疾患 |
白血病/MDS |
65 |
51 |
39 |
|
悪性リンパ腫 |
23 |
17 |
12 |
|
|
多発性骨髄腫 |
13 |
6 |
4 |
|
|
特発性血小板減少性紫斑病 |
4 |
4 |
3 |
|
|
骨髄増殖性腫瘍 |
12 |
4 |
4 |
|
|
再生不良性貧血 |
1 |
1 |
1 |
|
|
赤芽球癆 |
1 |
1 |
1 |
|
|
小計 |
119 |
62 |
47 |
76.2 |
|
その他 |
非血液癌 |
41 |
36 |
27 |
|
認知症 |
40 |
22 |
20 |
|
|
脳卒中 |
10 |
0 |
0 |
|
|
心不全 |
9 |
2 |
2 |
|
|
肝炎 |
4 |
2 |
1 |
|
|
その他 |
36 |
15 |
12 |
|
|
小計 |
140 |
77 |
62 |
80.5 |
|
合計 |
259 |
161 |
126 |
78.3 |
(2)血液在宅診療における血液製剤の使用量と廃棄率 平成26年6月~令和4年10月末
①赤血球製剤: |
2単位製剤 |
計1633回 |
計1643回 |
廃棄; |
1単位製剤 |
計10回 |
|||
②血小板製剤: |
10単位製剤 |
計450回 |
計467回 |
廃棄; |
15単位製剤 |
計16回 |
|||
20単位製剤 |
計1回 |
|||
③フィブロガミンP |
240単位x6Vx3 |
※全国の平均廃棄率は、赤血球製剤1.95%、血小板製剤0.31%(令和元年度)